ベトナム:公認会計士が不足、会計監査は外資が先導
現在全国で活動している企業は約25万社、一方全国に存在する公認会計士は約900人に過ぎない。会計監査ニーズは爆発的に増えているが、対応できていない。
財務省によると、現在業務を行っている公認会計士は888人、国際資格の保有者はさらに少なく300人だ。この数字から、会計監査法人1社あたり資格を持つ会計士は平均6.5人となる。財務状況の透明性確保や証券市場の活発化から需要が高まっているものの、有資格者の数は少なく、国の会計監査機関でも困っている状況だ。
ベトナムの会計監査法人は現在、企業の需要に応えられていない。またレベルや組織規模でも劣るため、ほとんどの大企業は外資の会計監査法人を選んでいる。
ベトナム企業は顧客獲得のため、不健全な競争も見受けられる。また顧客と共謀し、費用を割引してサービスの切り詰めを行うことも多い。このためベトナムの会計監査法人の監査は信頼性が低い。
公認会計士の育成の方向性が明確化されていないことも懸念される。教育は専門性が低く、学校により教育内容も異なる。法整備も課題の一つで、財務省は現在、会計士試験・証明書交付制度の改正(来年適用予定)、証券市場での会計基準改正に向け作業を進めている。
(Lao Dong)
(2007/10/16 05:25更新) |