世銀調査、ベトナムのビジネス環境は91位
世界銀行は、各国のビジネス環境に関する年次調査報告書「Doing Business 2008」を発表した。
これは2007年6月までの情報を基にしたもので178カ国・地域中、ベトナムは91位にランクされた。昨年の104位(175カ国中)からランクを上げた。
世銀は、ベトナムがビジネス環境作りで大きく改善したと評価し、新投資法と証券法により投資家保護を進め、また企業の各種財産を抵当とすることを認めた政令で、融資確保が改善されたとしている。
東南アジア諸国のビジネス環境は、▽シンガポール・1位、▽タイ・15位、▽マレーシア・24位、▽インドネシア・123位、▽フィリピン・133位、▽カンボジア・145位、▽ラオス・164位となっている。中国は昨年の93位から83位、インドは134位から120位にランクを上げた。
世界全体で見ると、今年は東欧・ロシアのビジネス環境改善努力が目立った。これらの国々では新規企業設立が急増しており、現在グルジアは100人あたり15社(マレーシア同等)、チェコとスロバキアは100人あたり12社(シンガポール同等)となっている。最も改善が遅いのは南米だった。
項目ごとに今年の順位を比べると、ベトナムは融資確保の面で大きく前進している。これは証券市場、外国直接・間接投資が活気付いていることによるものと考えられる。契約遵守能力も改善が進んでおり、これはWTO加盟及び国際条約に従うコミットメントの実施による効果だ。
反対に「事業免許」では、許可申請の煩雑さから38位ランクを下げた。税制も改善されておらず、ベトナムは、▽課税対象項目(32項目)、▽納税にかかる時間(年1,050時間)、▽利益に占める税金(41.1%)で、各国の改善が進んだことから、前年から8ランク落とす結果となった。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon)
(2007/10/15 08:28更新) |