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ベトナムの投資環境、評価上がるも課題山積
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、「外国直接投資及び政治リスクの課題」で今後5年間の世界投資状況を予測・分析した。
報告書ではアジア新興市場としてベトナムの他、中国、香港、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイが挙げられている。
投資家の目に映るベトナムは、政府が投資環境改善努力を続けているにもかかわらず、アジア9つの新興市場で遅れをとり、隣国タイや中国に追いつくには長い時間がかかるとされた。
WTO加盟や新指導部が積極的との評価にもかかわらず、地域内で比較するとベトナムの年間FDI誘致力は依然劣る。報告書によると、2007〜11年のベトナムへのFDIは年平均7%増、5年間のFDI総額は約589億ドルとなる。
タイは不安定な政情から、投資家も市場を不安視しているが、タイの年間予想FDI額は約20億ドル高い。
FDI誘致では中国がアジアの先頭にたつ。毎年900億ドルを超え、ベトナムの10倍以上の投資を受け入れる。香港のFDI誘致は今後大きく減少する見込みで、シンガポールも停滞し年平均300億ドル程度になるとみられる。一方、インドは潜在力に満ちた新興市場で、今後はシンガポールに次いで約250億ドルとなる。
82カ国の企業を対象に、政治・経済環境、潜在性、優遇策と規制、貿易政策と為替管理、外国投資に対する政策、金融、労働市場、税、インフラなどの項目で行われた調査で、事業環境が最も良いのはデンマーク、最も悪いのはアンゴラだった。
ベトナムの事業環境は2002〜06年に行われた前回の調査に比べやや改善し、82カ国中70位から65位に上昇した。しかしアジア各国の中で、ベトナムの事業環境は最も悪い。最も高いのがシンガポール、以下香港、台湾、韓国、マレーシア、タイ、インド。
ベトナムは5位上昇したが、経済・政治環境、労働市場で評価を落とした。ベトナムのインフラは未整備で、行政手続きの障害が多い。
最近政情が不安定なタイは政治リスク面で評価を下げ、前回の37位から56位に転落したが、それでも現在のベトナムと同位置だ。
税政策は最もプラスに変化(73位→57位)、FDIに対する政策も次第に良くなると評価されている(57位→49位)。
(Sai Gon Thiep Thi)
(2007/10/10 06:56更新) |
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