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ベトナム:「張りぼて」の工業団地
大きな工業団地の多くが、のんびりと建設中で入る道すらなく、投資家を誘致するのが難しい状況だ。
ホーチミン市12区のQuang Trung工業団地は何年も前に設立されたにもかかわらず、現在もインフラはお粗末だ。団地内の道路は未舗装で、でこぼこである。
工場が建設された区画以外は草木が生え放題、ここが区の重要工業団地とは誰も思わないだろう。工業団地を紹介する看板は落ちそうで、支柱は錆びている。工業団地の守衛室は長い間人がいなかったのか、ゴミが散乱していた。
「前は畑だった。工場ができたけど、景色は大してかわらない。かえって環境汚染がひどくなったかな」と地域住民は話す。
面積2,100ha、国内最大規模の工業団地の一つHiep Phuoc工業団地も似たような状況だ。Hiep Phuoc A工業団地ではこれまで十数社が工場を設立したが、かなり広い空き地が残る。B工業団地も、ようやく10社程度が工場を建て始めたところだ。工業団地の規模からして、投資件数はあまりに少ない。
工業団地の中で現在最も注目されているハイテクパーク。某企業が10億ドル投資するこの場所だが、まだ立ち退きは完了しておらず、インフラも整備中、Le Van Viet通りからの道も仮設橋を通らねばならない。排水システムものろのろと建設中である。900haの広大な土地に、まばらに10ほどの工場・事務所が見える。
9区の某幹部は、ハイテクパークの巨大さを嘆く。某企業は、共同排水システムを一定期間内に完成させなければ、投資額を再検討すると圧力をかけているという。投資家を引き止めるため施工業者も必死で作業しているが、要求通りの進度には達していない。
インフラの未整備に担当機関は頭を痛めている。交通面では、ハイテクパークと市内や空港との連結なども求められている。現在の交通インフラでは、ハイテクパークの開発は難しいと述べる投資家も多い。実際には新しい道路が多数できるのだが、それはまだ紙の上だ。「説明会で興味を示していたある投資家は、交通について言及すると投資を延期した」と9区のある幹部は語った。
市中心部から離れた場所にある工業団地にとって、交通インフラは投資誘致決定の鍵となる。Bac Nam道路に沿いNguyen Van Tao通りに入ると、2つの大きな工業団地に続く道がある。
6〜8mの道幅だが交通量は多く、工業団地に乗り入れる大型トラックはカメのようにしか進めない。「こんな状態じゃ10年経っても発展しない。会社から商品を急いで運べと言われても、これじゃね」と運転手Hoangさんは語った。
Quang Trung工業団地まではでこぼこで泥だらけの道のため、車が走るたびに砂埃が舞い上がる。工業団地に続く狭い道を車両が押し合いへし合いする状況を見て、なぜ工業団地への投資が難しいのかようやく理解できた。
(Sai Gon Tiep Thi)
(2007/10/04 07:37更新) |
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