技術移転、貿易促進により日越の架け橋に
― JVGF投資ファンド顧問Ito Junichiro氏インタビュー ―
JVGF投資ファンド顧問でワールドリンクジャパン社長のIto Junichiro氏に話を聞いた。
Q: Japan Vietnam Growth Fund Partnership(JVGF)の設立経緯および目的を教えてください。
A: JVGFは2006年9月、日本アジア投資株式会社(JAIC)、Sojitz、銀行など日本国内で幅広いネットワークを持つ企業・組織により設立されました。JAICは日本のベンチャーキャピタルの先駆け、またSojitzはベトナムで20年間、幅広い分野での実績があります。JVGFの投資額は2,200万ドル、管理はVietnam Growth Capitalが行っています。
Q: ベトナムではどのような企業に関心をお持ちですか?
A: 株式上場予定の企業や日本向け輸出企業、民営化もしくは株式会社化した国営企業に注目しています。ファンドの規模から不動産関連企業は対象外です。今後は株式もしくは社債購入により投資を行い、一企業あたりの投資額は発行済み株式もしくは債券の10〜15%で50万〜200万ドル、2007年中の投資目標は2,200万ドルを想定しています。
Q: これまでの投資先にはどのような企業がありますか。
A: 情報技術(IT)、証券、タイル生産、花卉生産など6社に350万ドルを投資しました。大半がハノイですが、今後ホーチミン市や近隣省への展開も考えています。
今後の予定としては、食品加工、家禽飼育、木材加工、ダイキャストやメッキ加工などの加工業、IT技術者派遣、ソフトウェア開発などのプロジェクトを視野に入れています。さらに、▽サービス(スーパーやコンビニ、輸送、職業訓練など)、▽金融(証券取引、銀行など)、▽省エネ技術、▽建設などの分野にも注目しています。
Q: 今後の抱負をお聞かせください。
A: 日本企業とベトナム企業との架け橋となることです。幅広いネットワークを生かし、ベトナム企業に日本企業を紹介し、技術移転や貿易を促進します。例えばベトナムでは建設分野が急成長していますが、資材や技術は改善の余地があります。そこで実績のある日本企業の技術移転をサポートし、技術革新を図ります。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/10/01 10:26更新) |