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ベトナムハノイ、工業用地不足が深刻化
多くの企業が血眼になって工場用地を探しているなかで、のんびりと建設中だったり、放置されたままの工業団地も多い。
ハノイの工業団地の多くは、計画段階にもかかわらず既に数百社から工場用地申請を受け取っている。「60区画に300前後の申込という例も」と、ハノイ工業団地・輸出加工区管理委員会Nguyen Van Viet副委員長は話す。
Viet氏によると、ハノイでの企業への土地不足原因は、供給に対し需要が過剰なためである。市場に近いという大きな利点からハノイでの生産投資を希望する企業は多い。またハノイは環境汚染を引き起こす企業を市内から移転する計画を行っており、工業団地内の用地はますます希少になっている。
このためハノイは工業団地に入る企業の選考プロセスを提示した。企業は区・県人民委員会の選考を受け、その後市工業団地・輸出加工区管理委員会の承認後、担当機関の検討・調査となる。このプロセスを通り抜け、ようやく生産用地を手に入れることができる。
ハノイに土地が少ないことから、大型プロジェクトの多くは他地域を探すが、規模が大きく好立地の工業団地の多くは未開発のままで、使用目的を変更してしまったものさえある。
台湾投資によるDai Tu工業団地(40ha・Gia Lam県Hoi Xa村)は、ハノイで最初の工業団地のひとつで、国道5号線に接している。整備から10年近く経った2005年時点でここに建設されたのは2工場のみだったため、市人民委員会は投資主をベトナム企業に変更した。だが現在まで同工業団地は面積の25%(10ha)しか埋まっておらず、30haは放置されたままだ。原因は、賃貸料が1m2当たり120ドル(40年間)と非常に高いためである。
一方、ハノイの東北に位置するSai Dong A工業団地(400ha)では、Daewoo-Hanel合弁会社にハイテク工業団地建設用として土地を貸し付けたが、長い間放置されたため2006年6月に計画投資省が同社の投資許可書を回収した。現在この400haの土地は再計画され、197haをクリーン・ハイテク工業団地に、残りは都市区が整備されることになっている。
ハノイの工業用地は、2010年までの工業団地建設計画の土地の殆どを使い切っている。統計によると現在ハノイでは、6つの大工業団地(4つは面積400ha以上)がインフラ整備を終えた。その他、計画面積約733haの中小工業団地プロジェクト18件がある。
一方南部で、およそ1,200億ドン(約750万ドル)を投じたにもかかわらず、5年経っても草木が生え放題になっているのはHau Giang省Vi Thanh町第7街区にある工業・手工業団地だ。総面積63haで2003年に開発されたこの団地は、省中心部から3kmと近く、諸条件が十分に整っているにもかかわらず、これまで16haにしか投資されていない。
早くからこの地にやってきたホーチミン市の投資家Thuanさん夫妻はこう語る。「2002年、Binh Duong省のゴム林を売ってこの団地でパイナップル加工場建設に投資しました。Hau Giang省の有名なCau Ducパイナップル地帯のすぐ近くにもかかわらず、事業パートナーを探すことはできませんでした」。赤字が続き、結局工場を売り払い借金を返さねばならなかった。
企業が入らない原因はこの団地に「廃水処理システム」「船着場」「インフラ」の3つが無いことにある。ここに水産加工場を建てる予定の投資家はこう言う。「将来性がある場所ですが、今工場を建てると廃水処理システムも自分で投資しなければなりません」。
同工業団地管理委員会Le Hoang Tho委員長は、「3無」状況が投資家を躊躇させていることを認めた。だがこの状況を脱するため残りの工事を完了するには、少なくとも700億ドン(約438万ドル)必要という。
(Tuoi Tre)
(2007/09/19 07:19更新) |
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