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コラム |
虐殺事件を映画に――オリバー・ストーン監督来越
映画監督オリバー・ストーン氏の突然の来越は、世界の注目を集めた。目的は、1968年3月16日にSon Tinh県Tinh Khe村Tu Cung村落(Quang Ngai省)で発生した米軍のSon My虐殺に関する映画「Pinkville」制作に向けた調査だ。
9月6日早朝、ストーン監督一行はMy Lai(米国人のSon Myに対する呼称)へ向かった。数少ない生存者Ha Thi Quyさん(80歳)は、あたりの草を刈りながらストーン氏と長い間話をし、監督はSon My証跡区域(Quang Ngai省Son Tinh村)責任者Pham Thanh Congさんからも熱心に話を聞いた。Congさんの同意を得て、以下にその内容を抜粋する。
ストーン氏: 虐殺が起きた時、村には抗戦していた人々がどれくらいいましたか? 何人が兵隊に行ったのでしょうか?
Cong氏: 非常に穏やかな田舎の村で、村人達は皆稲を育てており、どちらにも従っていませんでした。虐殺が起こった後に一部は兵隊にとられ、一部は革命に従いました。残った僅かな村人達は、爆弾で死にました。
ストーン氏: 戦後、この村はどのように復興したのでしょうか。茅や土で作ったような貧しい家はありますか?
Cong氏: 各々の、そしてみなの努力により、復興は非常に早く実現しました。国のドイモイにより貧困削減も強力に進められました。現在村に、茅や土で作った家に住む人はいません。
ストーン氏: ベトナムでは多くの虐殺が行われ、Son Myもそのひとつです。私達が映画を制作したら、どう思われますか?
Cong氏: あなたは世界でも有名な映画監督です。作られた戦争映画は、平和への渇望に満ちています。それは全てのベトナム人、そして私達の渇望でもあります。ベトナム人にとってまだ時間は浅く、昔の悲しい話を蒸し返すことも望んでいません。
ですが、もしSon My虐殺の映画を制作されるなら心から歓迎します。私達が平穏な生活の尊さ、協力して築き上げることの尊さを感じるため、また子供達が爆弾の中で生きなくてもよいようにするためです。
ストーン氏: 同感です。私達がここへ来たことをどう感じていますか。
Cong氏: 解放から30年以上経ち、すべては遠い過去となりました。アメリカ人が戻ってきたことは、とても嬉しいことだと思っています。以前悪くても、今は良い人々です。それに、永遠に悪い人はいないと思います。
ストーン氏: Son My事件後、あなたはどのように行動しましたか?
Cong氏: 私は虐殺で生き残った子供でした。母、姉、二人の妹、弟が壕の中で死にました。13歳になった私は、アメリカに復讐するため革命に従いました。我らがホー・チ・ミン氏は「小さい者は小さいことをしなさい」と言っており、銃はまだ持てなかったので、軍の連絡係などをしていました。
成長してから軍隊に入り、直接アメリカを討ち、追い出しました。これがあって今日の私達のベトナムがあり、今あなたとお話できるのです。
ストーン氏は立ち上がってCongさんの手を握り「あなたを歓迎し、あなたの国に感服します」と語った。
Cong氏によると、ストーン監督は話している間中、率直に感情を表していた。疑問の表情を見せることもあれば、体を震わせ、涙をためることもあったという。監督は田舎の光景に感動し、遺物を前に黙り込み、Cong氏のような生き証人の話を聞いた。
Cong氏は、国際的著名人であるストーン氏の熱心さや魅力、誠実な態度が非常に印象的だったという。「別れる時、また戻ってきて映画を作ってくださいと言いました。『後日連絡します』それが返事でした。つまり作るという意味でしょう」。
Son Myを後にしたストーン監督一行はHoi Anに戻り、飛行機でホーチミン市に入った後、バンコク(タイ)へ飛んだ。
また今回の訪越でストーン氏は、本紙のインタビューに応じた。
Q: どうしてSon Myを映画の舞台に選んだのでしょう。
A: 私達はこの場所に非常に深い感情を持っています。制作予定の映画はSon My虐殺に関するもので、この事件を知る人が少ないため、それを解き明かすのが私の役目です。一部には、この事件をはっきり記憶し、生き残った人もいます。直接彼らと会って話をし、虐殺の真実を探ります。年末に撮影を開始し、来年の完成予定です。
Q: ベトナム戦争に関する映画を3本制作されています。
A: 制作したベトナムに関する映画は、ひとつは私の個人的自伝、あとの2つは二人の人物の運命に関するものです。My Laiについて私は渦中におらず、映画はそれを知る人々の記憶のみを頼りとしています。
Q: 物語の背景はMy Laiになるのでしょうか? それとも別の場所?
A: ここに来たのは初めてですが、暑いですね。1日中暑い中での作業になりそうです。
Q: 当初はイラクかビンラディン追跡に関する映画を作るつもりだったと聞いています。なぜテーマを変更したのでしょうか?
A: 現在イラクはご存知の通り本当に悪夢、恐怖になっています。私達はMy Laiにおける過去を思い出す必要があります。過去を記憶しなければ、私達はまた過ちを犯すのです。
(Thanh Nien)
(2007/09/17 07:16更新) |
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