8月革命から62年、ベトナムの発展
8月革命、独立宣言によりベトナム民主共和国は生まれ、それは現在、ベトナム社会主義共和国となった。
30年の戦争、長らくの戦後復興期、禁輸措置やソ連・東欧社会主義諸国の崩壊などの影響を受けつつもベトナムは、政治、社会、外交面での成功もさることながら、特にドイモイ以後、経済面で大きな成功を成し遂げた。
経済はこれまで27年連続で成長、韓国の22年(1997年まで)を超え、中国の29年連続に劣るのみである。1977〜80年の年平均経済成長率は0.4%、人口増加率と比較し極めて低い成長率だったため、国民平均所得は大きく減少した。
1977〜85年の経済の年平均成長率も3.7%と人口増加率と比べさほど高くなかった。1986〜90年も年4.4%程度だったが、1991〜2007年は年7.64%になり、アジア地域、世界的にも高い部類に入る。2007年の経済規模は1955年比16.4倍、1985年比で4.3倍、1990年比で3.5倍となっている。
経済構造も大きく変化、GDPに占める農林水産業の割合は1985年の40.2%から2007年には20%に減少、工業・建設の割合は27.4%から42%に、サービス分野も38%に上昇した。一人あたりGDPは1986年には86ドルに過ぎなかったが、2006年には725ドルに達し、今年は845ドルに達すると見られている。
生産能率の悪かった農業は近年飛躍的に変化、食糧は国内需要を満たすのみならず輸出もできるようになった。食糧安全保障の確保のため農業分野は全体的に発展、コーヒー、ゴム、カシューナッツ、コショウ、水産物などでは世界トップの輸出量を誇る。
工業分野は革命以前、全国で200社、9万人の労働者しか存在せず、植民地における資源乱開発、人々の搾取であり、製品数も生産量も極めて少なかった。現在、全国でおよそ3万社が存在、100万近くの個人業者がおり、300万を超える労働者が存在している。工業生産高は17年連続で二ケタ成長、工業生産品は種類、量ともに大きく増加した。
商業は、現在では商品売買が自由化、多数のスーパーマーケット、ショッピングセンターが設立されている。貿易相手は1986年には43カ国・地域に過ぎなかったが、現在では210を超える。今年の輸出額はGDPの67%相当の475億ドルに達すると見られ、世界でも高い水準である。一人あたりの輸出額は580ドル近くに達する。
1988年から2007年8月までの累計外国投資は追加投資を含め847億ドル、実行額は380億ドルに達する。外資セクターは現在、工業生産高の38.9%を占め、輸出総額の55.9%を占め、100万人超の雇用を創出している。
1993年からこれまでのODA(約束額)は370億ドル、支払実行額は170億ドル。外国間接投資もこれまでに約62億ドルに達している。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/09/10 07:53更新) |