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ベトナム:世銀が補助、視覚障害者のバス利用補助プロジェクト
ハノイで開催された世界銀行主催の「ベトナム発明の日」イベントで、ホーチミン市師範大学特別教育学科3年で視覚障害を抱えるNguyen Viet Truongさんの「視覚障害者のためのバス利用補助システム開発」が優秀賞に選ばれた。世銀はこれに1万ドルを補助する。
システムは、▽リモコン(数字・機能キー、100〜150m範囲の電波送受信機・CPU搭載)、▽バス側の信号受信・処理装置、▽音声スピーカーとシグナルライトの3点で構成され、仕組みは簡単で実用性が高い。
携帯したリモコンで目的のバス番号を入力すると、目的のバス到着時にスピーカからアナウンスが流れ、シグナルライトが点灯、自動的にドアが開くというものだ。実用化されれば設備1台25万〜30万ドン(約16〜19ドル)となる見込みだ。
Dong Nai省Thong Nhat県で暮らす6人兄弟の家庭に生まれたTruongさんは、小さい頃から父の仕事を継いで数学教師になることを夢見ていた。だが高校に進学した頃から視力が徐々に低下、高校卒業時には全く視力を失った。
2003年、Truongさんはホーチミン市の養護施設で点字を学び、その翌年、大学に入学すると、通学手段はバスしかなかった。バス運転手に見落とされたり、乗り遅れたり、道に迷ったりする事は多く、試験の日もこのような理由でしばしば遅刻した。それがきっかけで、このプロジェクト立案に日夜闘志を燃やすようになった。
貧しく技術的知識にも乏しかったTruongさんは、あちこち支援を求め歩き回りながら、夜は養護施設でインターネットや本を通して研究に励んだ。大学での学業にも力を注ぎ、優秀生として多数の奨学金を受給した。これら奨学金や友人からの援助が、プロジェクトの実現につながった。
同大学で3年間Truongさんを担当してきたCao Thi Xuan My教授も「実用性が高く受賞にふさわしい」と感慨深げだ。
■ベトナム発明の日
2003年に始まった世界銀行主催の定期イベント。今年は交通安全がテーマで34アイデアに総額約33万ドルの支援が決まった。
(Tuoi Tre)
(2007/06/25 08:05更新) |
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