ベトナム北部地域の投資に魅力
― 関経連・秋山会長インタビュー ―
先ごろベトナムを訪問した関西経済連合会(関経連)代表団、秋山喜久会長にお話を伺った。
Q: ベトナム投資を行う日本企業、また関西企業は何に最も関心を?
A: 日本の対外投資ブームは中国に始まり、中国への過剰投資により、投資を他国にシフトするという形でコスト、投資リスク低減が考えられるようになりました。ベトナムは企業が関心を寄せる国の一つで、Nguyen Tan Dung首相の訪日により関係は一層確かになりました。日本企業はベトナムの投資環境について、知識レベルの高い若く豊富な労働力のほか、政情安定・治安の良さなどを評価しています。
ベトナム政府は現在、利便性の高い投資環境の構築に向けた物質的、法的な基盤整備に努力しています。関西の民間企業も、ベトナム経済、また関西地域の経済発展に貢献すべく投資機会を積極的に探っています。
関西企業はIT・ハイテク分野のほか、原材料や部品調達、裾野産業での協力に関心を寄せています。
Q: 日本企業はベトナムの南部と北部どちらへの投資を好んでいるのでしょうか?
A: 以前はホーチミン市が投資家を惹きつけていましたが、現在はハノイなど北部地域が魅力となっています。現在北部にはインフラが整い、すぐにでも生産に入れるような状況の工業団地が多数整備されています。
Q: 関経連では何社がベトナム投資を?
A: 86社が投資しており、いずれも成功しています。
Q: 関西竏茶nノイ線の毎日運航に関する計画について教えてください。
A: Dung首相とは今後の増便について話があり、1日1便でも足りず1日2便程度に増加すべきとのお言葉がありました。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/05/10 03:09更新) |