ベトナム:タイ企業続々進出、望まれる証券取引協力
タイ政府は現在、国内企業の東南アジア地域、特にベトナムへの投資を奨励している。現在ベトナムで活動するタイ企業は67社、いずれも業績は好調だ。
ベトナム進出タイ企業をリードするのは石油、製紙、包装材、セメント、建設資材等の分野でタイ最大手のSiam Cement Group(SCG)だ。今後3年間で30億ドルの投資を予定、今年第3四半期には2億2,000万ドルを投じ、Binh Duong省My Phuoc 3工業団地で年間生産能力22万トン、東南アジア最大の包装材工場(Kraft Vina)に着工する。
「Chang Beer」で知られる飲料メーカーThai Beverage Plcもベトナムでの工場設立を検討、また昨年末にはMelia Hanoiホテルに資本参加した。バンコクでショッピングセンターを展開するCentral Pattana(CPN)もハノイ市、ホーチミン市での合弁会社設立を計画している。CPN初の海外進出先となるベトナムでは、バンコクで多く見られるホテル・ショッピングセンター複合型施設を建設する。CPNの国際経営開発部J.B.Blaney Davidson副部長は、AFP通信に対し「ベトナムの潜在力は極めて大きく、グループ全体として最も注目している」と語った。
先頃タイ証券取引所(SET)は、ベトナムで活動するタイ企業がホーチミン市証券取引所(STC)でも上場できるシステム作りを目指し、ベトナム側と協議した。東南アジア初の試みで、将来的なタイ投資家のSTCでの投資が期待される。SETのPatareeya Benjapolchai委員長は『Bangkok Post』紙に対し、「ベトナムで活動するタイ企業の多くが資本拡大、通貨リスク回避のためSTCでの上場を望んでいる」と話している。
タイ商工会議所によると、現在タイでは中小企業の海外進出が活発化しつつあり、購買力が日増しに上昇している人口8,000万人を擁すベトナムは、非常に魅力的という。
(Thanh Nien)
(2007/04/28 02:39更新) |