タイに追いつくベトナム――バンコクポストが報道
タイ紙『Bangkok Post』は3月3日、「タイに迫るベトナム」という見出しで記事を掲載した。
記事は、ベトナムが農産物輸出や工業開発でタイに追いつこうとしているだけでなく、国連のミレニアム開発目標(MDG)でもライバルとなっているとしている。アジア太平洋地域におけるMDG進展に関する最新報告に拠れば、ベトナムは指数0.59ポイントで同地域最高、タイを0.1ポイント上回っている。
国連では「ベトナムは地域の成功モデル」との報告がなされ、森林保護、教育普及、医療システム改善などMDG進展で世界の先を行き、国土に対する森林面積は、1990年の29%から現在は38.5%に上がっている。
タイ社会経済開発委員会Kittisak Sinthuvanich氏による、「微笑みの国」の方が全体的には良い結果を得ているとする評価も掲載されている。例えばタイは、HIV拡大、森林破壊の抑制、CO2排出抑制を除き、MDGのほぼ全てで順調に進展しているが、ベトナムは初等教育、男女平等、HIV拡大、CO2排出抑制面で遅れている。
Kittisak氏は、「自然災害や経済衰退といった予想外のアクシデントがなければ、2015年にタイは必ずやMDGの各目標を達成する」と述べる。
だがKittisak氏を含め他の専門家も、政情不安定が、タイの経済・社会発展にとって脅威であることを認めている。Erna Withoelar国連大使は、タイのMDG達成に向けた努力は、国内の政治的衝突、変化の影響を受けており、政情安定の面で、ベトナムはタイを上回っているとしている。
(Tuoi Tre)
(2007/03/15 04:33更新) |