商社として外資初の現地法人 竏茶xトナム三井物産竏?
三井物産株式会社は先ごろ、ベトナムでの法人設立認可を取得した。外国企業の100%出資による商社設立はこれが初めてとなる。小関健駐ベトナム総代表に話を聞いた。
Q: 外国企業として初の商社設立となります。
A: 商業分野には外国企業の進出が著しいですが、輸出入・国内卸売権を持つ企業としては弊社が外国企業として初の認可です。日越両政府のサポートを受け、ベトナムビジネス界の発展に貢献したいと思っています。ベトナム三井物産有限会社は2007年初めに設立される予定で、ベトナムでの投資・商業活動でチャンスが広がるでしょう。
Q: どのような事業計画を?
A: 弊社は水産物、化学薬品など多数の製品をベトナムから輸入しています。これらの輸入を引き続き強化していく他、在越日系企業のニーズにかなう製品・原材料を重視しています。現在日系各社は生産のため、国内供給業者を探す以外に、原材料を多く輸入しています。事業拡大を計画する企業も増え、各社はベトナムで調達できない、もしくは要求を満たさない製品・原材料を必要としています。供給源を集約できれば企業にとっては大きなコスト節減になり、また事業効率も向上します。弊社の事業は日系企業をサポートするのみならず、ベトナムの投資環境改善にも貢献すると思います。
世界貿易機関(WTO)加盟によりベトナムは、ASEAN・世界各国との貿易が拡大するでしょう。ベトナム製品の日本向け輸出のほか、ASEAN諸国への輸出にも関心を持っています。
Q: 国内販売ではどのような活動を?
A: 国内小売市場には参入しませんが、対工場の供給業者としての活動が認められています。事業効率を高めるために、弊社はベトナム企業のサポートを必要としています。また鉱物開発、石油・ガス、インフラなどの分野にも投資する計画です。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/01/12 11:46更新) |