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活気を取り戻したベトナム競馬
ホーチミン市11区にあるPhu Tho競馬場に出かけた。馬券発売所係員の「幸運を」との言葉を背に観客席へと向かうと、スピーカーからは、「第5レースが始まります。出走する馬は8頭です」との声が繰り返し流れてきた。
スタートラインには8頭のサラブレッドが並ぶ。白黒の旗が高く揚げられると、8頭が一斉に飛び出す。馬の背中では色鮮やかな服を着た外国人騎手が背を丸め、観客席の声援に合わせるよう鞭を振るう。観客の多くはレースを間近に見ようとフェンス近くに押し寄せ、「2番頑張れ!」、「1番、行け!」などと、眼下で熱戦を繰り広げる馬に届かんばかりの声援を送る。
この競馬場はこれまでに多くの浮沈を経てきた。競馬場は1932年、あるフランス人によって建設された。当初敷地は42haあったが、今は20haしかない。南部解放後、管理は体育大学に委任されていた。
同市幹部が競馬場を取り壊し、住宅と公園を建設する案を出したこともある。しかしこれに対し多くの競馬愛好者は国内唯一の競馬場維持のため反対意見を申し入れた。1989年3月11日、この日は競馬場が運営を再開した記念すべき日で、競馬愛好者や調教師たちは計り知れない喜びを胸にここへ戻ってきた。それから毎週末(土・日)の午後には、優駿の蹄の音が響くようになった。2004年9月には、オーストラリアから40頭のサラブレッドも競馬場にやってきた。
同競馬場はエンターテイメント事業を手がけるThien Ma社と共同経営契約を交わし、荒廃していた施設に300万ドルを投じ、馬場、厩舎、調教師用ミーティングルーム、バー、VIP席など各種施設を改修・新設した。以前は手作業だった発券はコンピューター化、馬券発売所と配当金支払い所も装いを一新した。観客席の上にはレースの模様や配当金など各種情報が映し出す大型スクリーンも設置された。
一連の改善により売上は倍増、これに伴い調教師や従業員の給料も30〜40%上った。だが競馬に関しては規制が多数残っていることも事実で、この分野の発展に向けた規制緩和が期待される。
(Thanh Nien)
(2006/04/26 12:03更新) |
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