ベトナムの投資ファンド、Vina Capital社インタビュー
ベトナムへの外国投資は増加の一途を辿っているが、投資ファンドなどによる外国間接投資は、外国投資全体のわずかを占めるのみだ。ベトナムにおける外国間接投資状況について、投資ファンド管理会社Vina CapitalのDon Lam社長に話を聞いた。
Q: ベトナムへの外国間接投資の現状を教えて下さい。
A: ベトナムへの外国間接投資は直接投資の数%と少なく、東南アジア諸国と比較しても、また発展途上国の資金需要から見ても非常に少ない状況です。直接投資の誘致には成功しましたが、間接投資の誘致にはさらなる努力が必要です。
Q: 間接投資を効果的に誘致するにはどうすればよいのでしょうか?
A: 企業管理に関する法律を統一し、同時にベトナムについて宣伝する必要があります。宣伝が良くても、法整備が適切でなければ誘致は難しいのです。しかし、これらの2要素に関しては楽観的な見方をしています。私たちのVOF(Vietnam Opportunity Fund)の資本規模は当初1,000万ドルでしたが、その後短期間で5,000万ドルに拡大、今年末には1億5,000万ドル規模になる見込みです。この増加が示すことは、先に挙げた2要素が改善されており、外国投資家の多くがベトナムの潜在力を高く評価していると言うことです。外国直接投資、間接投資は共に重要で、直接投資は通常外国企業の100%出資か合弁事業ですが、間接投資ではベトナム企業へも出資し、彼らの発展をサポートします。
Q: VOFではどのような分野へ投資する予定ですか?
A: 潜在力の非常に大きい消費財の分野です。ベトナム乳業株式会社(Vinamilk)やKinh Do社など大企業へ投資を集中させますが、不動産など他分野へ投資する計画もあります。
Q: 中小企業には投資されないのでしょうか?
A: VOFには、まだ様々な形態の企業へ投資する力はなく、安定経営を行う大企業はリスクが少ないため、主なターゲットとしています。将来的にVOFの規模がさらに拡大すれば、中小企業への投資も行うでしょう。
Q: しかし大企業の全てが成功しているわけではないと思いますが?
A: VOFでは2種類の大企業に投資しています。一つは経営状態が非常に良い企業、もう一つは経営が悪化している企業です。経営状態が良い企業に対しては、さらなる発展をサポートし、経営状態に問題がある、また倒産の危機に瀕している企業に対しては、経営体制の再編へ向けてサポートします。
Q: VOFが投資を決めた“問題企業”は、必ず業績を回復できるのでしょうか?
A: あまりにもひどい状況であれば投資自体を控えます。私たちが投資する企業は、回復する可能性があるということで、これまで投資対象の評価を誤ったことはありません。
Q: 間接投資を行う外国投資家はベトナムについてどのように考えているのでしょうか?
A: ほとんどの人がベトナムを高く評価していますが、ベトナム投資は考えたこともなかったという人もいます。
(Nhip Cau)
(2005/12/23 04:44更新) |