個人情報漏洩で、妻に責められる人、立場を失う人
ハノイのベトナム国営企業に勤務するTさんは週末、同僚とともに秘密の旅行に行くことにした。妻のNさんにはThai Binh省に出張すると嘘をついて出かけたのだが、彼女は非常に疑い深い性格の女性であった。
Tさんが出かけたその翌日、出張の真偽を確かめるべくNさんはTさんの携帯に電話をかけた。しかし何度かけてもつながらず、疑念を深めたNさんは携帯電話会社に勤める知人からTさんの携帯電話使用履歴を入手、出張した日付を調べた。
するとThai Binh省に行っていたはずのその日、なぜかHai Phong市Do Son県から電話を数回かけていることが解った。Nさんの疑念は確信へと変わり、その夜Tさんは“出張”について詰め寄られる羽目になった。
ある大手国営企業に勤めるDさんは、ハノイ市郵便局とVinaphoneに情報漏洩に関する告発状を送った。それによると、Dさんの通話履歴を社内のある人物が入手し、それが原因でDさんは社内での立場を失ってしまったというのである。現在に至っても郵便局とVinaphoneからは誠意ある返答が無いため、Dさんはこれらの機関による情報漏洩行為を告発するつもりでいるという。
通話記録などは個人の秘密情報で、正当な理由を持つ捜査機関以外の誰に対しても公開されないはずだが、取材班が有名スポーツ選手の名を騙りMobiFoneに情報公開を求めたところ、身分の照会すらされず個人情報が提供された。
また取材を進める過程で、利用者が送信する“興味深い”メッセージが携帯電話会社内でプリントアウトされて回覧されていることも明らかとなった。
従業員は単なる遊びのつもりかもしれないが、これは明らかに顧客の秘密情報保持規定に違反している。
(Thanh Nien)
(2005/08/12 09:39更新) |