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コラム |
インターネットで援助交際
急速なインターネットの普及が若者のライフスタイルを大きく変化させているが、ベトナムでもネットによる様々な新風俗が生まれている。中でもいわゆる出会い系サイトを介した援助交際が若年層の間に広まっているという。
ハノイ市で悪名高い暴走族“Chip”のメンバーに取材を申し入れると、Tという名の青年を紹介された。彼はまだ20歳だが、仲間内では顔役だ。Tが待ち合わせ場所に指定したTruong Dinh通りでは、深夜にも関らず煌々と明るいインターネットカフェが軒を連ねていた。Tに「援助交際ってお金が掛かるんじゃない?」と聞くと「お金なんてちょっとでいいんだよ、この前なんか2万ドン(約1.3ドル)でOKだったよ」と笑った。Tによると、女の子は金がなくてもインターネットカフェに入り、飲み食いしながらチャットをした後、チャットで知り合った男を呼び出し料金を精算させ、そのままホテルにしけこむのだそうだ。
援交チャットには面倒な社交辞令などいらない「今、何処?」と問いかければ、相手が「〜の店」と答えるだけ。気のきいた口説き文句のひとつもあれば、そのままホテルに直行なのだという。しかし、男が料金を精算している間に逃げてしまう女もいるので、しっかりと選ばないといけないのだそうだ。彼は出会い系サイトで女性を品定めするのはインターネットショッピングと同じだとうそぶく。
Tのナンパ仲間Richも同様に「オレも安いときは2万ドン以下でOKだったよ。別に朝飯代に1万ドンあげたけどね」と話していた。Rickはこんな話も聞かせてくれた。いつものように深夜にネットで知り合った女の子とホテルにしけこんだその翌日、朝の日差しの下で女の子の顔をよくよく見ると夜の印象とずいぶん違いやけに幼く見えた。問い詰めると彼女は自分が中学生だと白状したそうだ。その時ばかりはさすがのRichも早々に立ち去ったという。ベトナムでも児童買春は重罪だ。
次にTが案内した工科大学寮周辺にも多くのインターネットカフェが深夜まで営業していた。Tは行き付けの店に入り、慣れた手つきでパソコンのチャットルームにログインしたが、しきりに首をかしげながら次々とチャットルームを変えていく。時刻は午前3時を回っているが、今夜は好みの女性が見つからないようだ。
その店のオーナーによれば、援交が目当ての女性は他の客と違うのですぐに判るそうだ。オーナーが「ほら、あそこ」と目配せした先には、ポッチャリした体型の女の子が二人、けだるそうにパソコンに向かっていた。彼女らはキャミソールにホットパンツという姿で、夕方6時からチャットを続けているという。Tはマウスを繰りながら「こんな時間に店でチャットしてる女は皆、援交目当てだよ」と話す。
突然、Tのメッセージアイコンが点滅し呼び出しを知らせてきた。Tの後輩がとびきりの美人を2人ネットでナンパしたというのだ。メッセージには「いつものホテルで待ち合わせ。兄貴、10万ドン(約7ドル)の貸しだぜ」とある。Tはバイクにまたがると、猛スピードで走り去った。
(Thanh Nien)
(2005/08/03 12:19更新) |
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