進み始めた空港税関職員の意識改革
Tan Son Nhat空港にはテト休み前、一日平均6,000人が外国からベトナムを訪れ、そのうち3分の2が旧正月にあわせて帰国した越僑たちだ。年に10回も帰国している人もいれば、母国を離れ30年の月日を経てようやく今年初めて帰国したという人もいる。それだけに、各々で税関に対する意識も異なるようである。
ある人は、あらかじめ10ドル札を挟みパスポートを提出した。すると、パスポート返却時に10ドル札もそのまま返却され、その人は顔を真っ赤にして慌てて税関を後にしたという。また別な越僑は体に障害があり空港内の行き来が困難だったのだが、ある若いボランティアが、荷物をタクシー乗り場まで運んでくれた上、「自分の親戚とも言える越僑の帰国を手伝いたかっただけだから」と頑なにお礼を受け取らなかったことに、心から感激していた。またある越僑はものの数分で空港を出られたことに驚いたのか「10回目の帰国だが、手続きが随分と早くなった!」と大きな声で話していた。
通関手続きの際に、依然としてパスポートに10ドル札を挟む人がいるのは、過去に職権を乱用し賄賂を受け取った人がいたからだ。その悪評は今でも尾を引いている。しかし今年の旧正月に帰国した越僑たちが良い印象をもつことでTan Son Nhat空港の評価はしぜん上がることになるだろう。旧正月に限らず年中、空港利用者の全てが良い印象を持つよう、さらに継続して努力すべきだろう。
このような変化の中で、旧南ベトナム副大統領で米国に亡命したNguyen Cao Ky氏は近年たびたび帰郷し、米国のDye Vietnam社にベトナムのAu Lac社を紹介し、その2社は大型リゾート施設建設のために、15億ドルを投資してVinh Ha Long合弁会社を設立するまでになった。もし、地域や団体が良い評判を当たり前の事として確立することができたなら、外国からの印象はさらに良くなり、より多くのビジネスチャンスをもたらすことになるだろう。
(Nguoi Lao Dong)
(2005/02/21 12:13更新) |