【鳥インフルエンザ】 ベトナムの感染地域 21省179村に拡大
ベトナム農業農村開発省獣医局によると、2005年初めから1月19日までに鳥インフルエンザ感染地域が21省179村に拡大しているという。鳥インフルエンザが確認された21省はLam Dong、Binh Phuoc、Ben Tre、Tien Giang、Long An、Dong Thap、Can Tho、Bac Lieu、Hau Giang、Tra Vinh、An Giang、Ca Mau、Ha Nam、ハノイ、Tay Ninh、Dong Nai、Ninh Thuan、Quang Nam、Binh Duong、Kien Giang、Hai Duongとなっている。
また感染して死亡するか廃棄処分された家禽の数は35万羽以上で、内訳は▽鶏・9万2,620羽、▽アヒルおよび家鴨・9万6,690羽、▽ウズラ・14万2,350羽となっている。
ハノイ市Hai Ba Trung区在住のHungさん(42歳)は1月13日にBach Mai病院の臨床医学院に高熱や呼吸困難、肺炎で運ばれ、H5N1型ウイルスが18日に検出された。Hungさんは感染した家禽の肉を食べていないが、肺炎で死亡した兄を看病していたという。また18日には、Vinh Phuc省出身でハノイ市内のあるアヒル焼肉店で働くTruongさん(22歳)が高熱でVinh Phuc病院から同医学院に搬送された。
ホーチミン市熱帯病病院では、既にH5N1型ウイルスへの感染が確認されたTien Giang省在住のTさん(18歳)が1月19日に死亡した。これは2005年初めから今までに6人目の死亡者となっている。
ホーチミン市Binh Chanh県獣医局は、同県内の家禽飼育場で鶏467羽からH5型ウイルスを検出した。同獣医局はこれらの鶏を始め近くの飼育場で未感染の鶏839羽すべてを廃棄処分した。
(Nguoi Lao Dong / Tuoi Tre / Thanh Nien)
(2005/01/22 01:33更新) |