客室不足の高級ホテル、乱立するミニホテル
ハノイMeliaホテルの社長によると、最近ホテルの部屋を事務所用に借りたいという要請が約50件あり、また宿泊予約も多く、断るケースが増えているそうだ。特にノルウェー政府使節団200人の宿泊予約に応じることができなかったのは非常に残念だったと言う。平均すると五つ星ホテルに対する需要は、供給を約10%上回っている状況だ。
ハノイ観光局Nguyen Quang Lan局長は、特にここ2、3カ月の首都ハノイにおける三つ星以上のホテル経営は非常に良好で、このまま順調に推移すれば2004年の売り上げは前年比20%増になると話す。ハノイにはベトナム国内でも多くの高級ホテルが建設されているが(ベトナムにある15の五つ星ホテルのうち8軒がハノイに存在する)、ハノイにある三つ星以上のホテル4,500部屋では、観光シーズンの需要に十分対応できないのである。
一方で、ミニホテルやゲストハウスのような格安ホテルが何の計画性や経済効果も考慮されずに乱立している。関連当局が統計を出していないため軒数は不明であるが、これらの格安ホテルは、ハノイを訪れる旅行者やリピーターの数を減らす最大の要因となっている。Nghiem Xuan Dat計画投資局局長は、「旅行者がハノイに滞在する平均日数は6.15日で、他の都市は12.1日、また旅行者のハノイにおける平均消費額は1人あたり680ドルであるのに対し、他の都市では972ドルです」と語る。
こうした現状をふまえ、Lan氏は、ホテルおよび観光業の発展には、まず社会や経済の発展が必要で、計画的な土地使用なども考慮しなくてはならないと言う。「聞くところによると、Dong Anh市都市開発計画には、ホテル建設のための土地が一切確保されておらず、私が望むような旅行業界の発展には程遠いようです」と話す。また計画投資局局長は、「私たちはまだ歴史や伝統に依存しているだけで、観光分野にとって最大の魅力である文化遺産の保護・開発という仕事までは着手できていないのです」と述べた。
(Dau Tu10)
(2004/11/04 04:49更新) |