素人アダルトビデオ制作が流行
ベトナムのBinh Duong省では、裕福な家庭の子息令嬢の間でアダルトビデオ制作が流行している。会社社長の御曹司であるL君は、「他人が手掛けたビデオを観賞するだけじゃつまんないよ。演技指導から撮影、出演までを自分たちでこなしてこそアダルトビデオの醍醐味が味わえるんだよね。俺たちは“知的な趣味”だと思ってるよ」と公言してはばからない。
機材はデジタルカメラとパソコンのみ、そして“芸術作品”のために「ひと肌脱ぐ」少女をキャストに迎え、撮影は始まる。彼らは、2,000万〜5,000万ドン(約1,333〜3,333ドル)もする高価なデジタルカメラを使用し、撮影が終わるとカフェに集まり映像や演技などについて熱く語り合い、完成した映像をカラオケボックスでチェックする。
素人アダルト映像の世界でカリスマ的存在のKという男に接触することが出来た。彼に連れられ撮影スタッフが集まるカラオケ店へ行くと、一室に十数人の若者が集まり熱心に映像をチェックしていた。従業員に怪しまれないよう音楽を途切れなく流し続けている。撮影はDa Latで行われ、男女の絡みも見ごたえがあり、素人とは思えないほどの出来映えだった。
Kによると、Binh Duong省ではアダルトビデオの出演者探しには困らないという。中心部には怪しげなカフェがひしめき合い、そこで露出度の高い服を着た女性従業員に声をかければOKしてくれる確率は高い。彼女たちは地方から出稼ぎに来ており、メコンデルタ地域出身者が最も多い。
またヌード写真撮影もブームになっており、「今の美しい身体を記録に残したい」と連日若い女の子が撮影に挑んでいる。撮影料は1枚5万ドン(約3.3ドル)程度だという。あるカフェで働くXさんは、50歳過ぎのパトロンの勧めでヌード写真集を作った。さらに彼女はある台湾人男性から、「君は女優に向いている」と言われその気になり、オーディション用のプロモーションビデオを撮影し、来月台湾へ向かうという。Xさんのように器量が良ければパトロンもすぐに見つかるのだ。
地方出身の若い女性が都会に出てくると、羽を伸ばし自由気ままな生活を送りがちで、高額のギャラを条件にアダルトビデオ出演の声がかかれば、ためらわず応じる子も多い。2人の娘がThuan An県内のカフェで働くというSさんは、「娘たちからの仕送りは、先月までは月400万ドン(約267ドル)だったのですが、今月は300万ドン(約200ドル)に減りました。稼ぎの良い仕事があれば紹介してくれませんか? 最近、近所の娘さんがビデオに出演したとかで仕送りが増えたという話を聞きました。うちの子もビデオに出演させたいのですが、どうしたらよいでしょうか?」と尋ねてきた。彼女が暮らす村では、娘を米国人や台湾人に嫁がせ、多額の仕送りを受け良い暮らしをしている家庭が多いという。Sさんも近所の人たちと張り合えるように、娘には稼いでほしいと願っている。
ヌード写真撮影やアダルトビデオ出演をステイタスだと考える女性は多く、ネット上でヌード写真を公開し、男性に向けて自己アピールする女性も出現した。この方法で外国人男性と結婚した女性もいることから話題を呼び、真似する女性が増えている。写真だけでは信用しない男性もおり、「気に入った子がいれば、必ずビデオ画像を送らせて確認する」という越僑男性もいる。また、アダルトビデオまで要求するケースまであり、このような出会いで結婚するカップルも少なくないという。男性側の期待に応えようとする女性たちにとってBinh Duong省の“信用のおける”アダルトビデオ撮影隊は心強い存在となっている。
素人が高校生カップルを盗撮した、“Ngo Quyen高校の女子高生”や“Thanh Daで見かけた女子高生”、“Thanh Da 1”、“Thanh Da 2”などは話題を呼んだが、それを超える大作がBinh Duong省で生まれ、センセーショナルな話題を巻き起こすかもしれない。
(Cong An)
(2004/10/21 06:13更新) |