不十分な性教育、子供たちの誤解を招く
ベトナムにおける性教育が不十分なことから、多くの子供たちの誤解を招いている。性に関する電話相談室には、中学2年生のある女子生徒から、「彼氏とエッチしたんだけど、2時間後にトイレでおしっこしたから赤ちゃん出来ないよね。大丈夫だよね」という問い合わせがあった。このような質問は珍しくないという。
ホーチミン市健康・労働・環境センターが市内の中学校で2・3年生の生徒925人(男子505人、女子420人)を対象に、性に関するアンケート調査を行ったところ、恋人がいるのは男子生徒33.4%、女子生徒18.6%で、そのうち男子生徒9人には性体験があることが分かった。
「妊娠する理由」についての質問では、1)キスをする、2)手をつなぐ、3)身体に触れ合う、4)セックスする、の選択肢から1)と3)を選んだ生徒が多く、4)を選択した生徒の中にも1)や3)との複数を選んだ者もいた。
女子生徒を対象とした、「避妊するためにはどうすれば良いか」という質問では、▽ボーイフレンドと頻繁に遊びに行かない、▽ボーイフレンドと一夜を過ごさない、▽セックスしない、▽複数の人とセックスしない、▽卵子を摘出するなどの回答があった。
「セックスが原因で感染する病気の名前は?」という質問に対しては、「ガン」という答えが多く、中には枯葉剤被害や鳥インフルエンザ、腸チフス、伝染病、喘息、破傷風などと答える生徒もあった。また空欄のまま提出、もしくは「分からない」、「覚えていない」などの回答も多かった。
3区内の高校2年に在籍するMさんは、「学校で性教育の授業は数回ありましたが、内容は大ざっぱで解りにくいものでした。友人から教えてもらったアダルトサイトを閲覧したので、今はある程度の知識はあります」と話した。
(2004/10/15 08:11更新) |