Hino Motorsベトナム社、大型トラック市場の展望
Hino Motorsベトナム社は、新型の大型トラックを市場に投入した。同社のFujiwara Minoru社長に今後の展望について話を聞いた。
Q: この時期に新型の大型トラックをベトナム市場に投入された理由についてお聞かせください。
A: ベトナム経済は、大きな発展を遂げていますがインフラの不備が依然として問題となっています。インフラ整備はベトナム経済発展に欠かせない要素となるでしょう。ベトナムの人口は東南アジア2番目で、運輸市場は非常に大きな潜在力を秘めていると思われます。今後の経済の発展とインフラの充実を待つばかりです。そこで今回、2種類の大型トラックを新たにベトナム市場に投入しました。
Q: 新型トラックはどのような方法で生産されるのでしょうか? また今後の生産量についてもお聞かせ下さい。
A: 今回、私たちは2,500万円を投資してCKD2組み立て方式を導入しました。今年の新型トラックの販売台数は200台と見込んでおり、来年以降は徐々に生産量を増やしていく予定です。
Q: ベトナムの大型トラック市場についてどのようにお考えですか? ベトナムには中古トラックが輸入されていますが、このことが御社にとって不利に働くことはありますか?
A: おっしゃる通り、現時点では、輸入中古車が依然として優勢で、私たちのようにベトナム国内で生産している企業は不利といえます。しかし、今後は大型トラックが環境に与える影響や安全性が注目されるべきだと思います。輸入中古車は、環境汚染や大型交通事故の原因となっていることも事実です。本当に環境や安全性を考えるのなら、政府は中古車の輸入に関する規定を早急に見直す必要があります。
この数年間、ベトナムでの中古トラックの年間販売台数は5,000台ですが、新車トラックの年間販売台数は数百台に過ぎません。私は将来この数字が入れ替わることを望んでいます。
Q: 新税制の導入による影響はありますか?
A: トラックに課税される付加価値税は5%と据え置きになっており、私たちにとっては歓迎すべきことです。新税制はトラック生産企業にとっては直接の影響はありません。しかし、CKD1形式の輸入が廃止されたことで、経営戦略の変更を余儀なくされました。
Q: 今後の経営活動がよりよく進むために、ベトナムの関連当局に対し何か意見をお持ちですか?
A: まず、中古車輸入に関する規定の変更を強く望みます。他には、ベトナム関連当局の突然の政策変更がなくなることを希望しています。これまでにも突然の政策変更により生産活動に幾度となく影響を受けてきました。また、関連当局の意見が統一されずに、企業側が混乱したケースもあります。ですから、関連当局が意見を統一するとともに、企業側の意見を聞く機会を持つことを望みます。
(Dau Tu)
(2004/08/30 12:53更新) |