見直しが求められる建設用鋼材輸入の優遇政策
国産の建設用鋼材価格を抑えるために、ここ1カ月間で中国から輸入された鋼材は6万トンに上り、価格は国産1トンあたり770〜820万ドン(約513〜546ドル)に対し、680〜700万ドン(約453〜466ドル)となっている。ベトナム鉄鋼協会のPham Chi Cuong副会長は、安価な中国産鋼材には、粗悪品も含まれていると警告する。これらの鋼材には製造企業名やブランド名が表示されていないため、高品質のブランド製品に紛れ込ませるケースも少なくない。国際的な鉄鋼価格の高騰を受け、商務省が国内市場価格の安定を狙い安価な鋼材の輸入を奨励し、その上バイク輸入クオータを与えるという優遇政策を打ち出したことは、その時点では必要な措置であった。しかし現在、鉄鋼の国際市場価格は下落しており近隣諸国が鉄鋼の消費市場を模索する中、商務省が未だに優遇政策を継続しているため、国産鋼材を使用した製品の消費が滞っている。
優遇政策を中止し、政府が早急に輸入税を引き上げ国内市場に押し寄せる輸入鋼材を阻止しなければ、多くの生産工場が閉鎖に追い込まれるだろう。
(Lao Dong)
(2004/08/30 01:38更新) |